高齢者の愛犬飼育を考える

還暦を迎えられる年頃の男性より、お母様(90才を超える高齢女性)の為に子犬が欲しいとのご要望がありました。
昨年連れ合いに先立たれ、子供さんたちとは別居のため独り暮らしとなり、生きる張り合いもなく、寂しくてたまらず、外出もほとんどしなくなり、このままでは母の心身に良くないので若い頃より大好きだった犬を生活のパートナーとして迎え入れたいとのことです。
幸いなことにそれなりの資産は持っておられ、お母様が万一の場合は息子であるご購入者様が犬を引き取るので安心くださいと。
お母様が平均寿命を超える高齢であることは十分に承知しておられます。

最初は保健所に連絡を取り保護犬を引き取ろうと考えていたようです。
しかしながら保健所での引き取りは多くの規制があり、その中でも60才を超えた方への引き渡しが禁止されており、家庭環境や事情を詳しく話されたそうですがどうしても無理だったそうです。

民間の保護団体に連絡もされたそうです。
やはりほとんどの愛護団体には引き取り者の年齢制限があり高齢者には難しく感じられたとのことです。
体力的に落ちるために小型犬を希望しておられたのですが希望に叶う犬もおらず断念されました。

高齢者には犬を飼育する資格がない世の中になってしまったのですか。
頑張って暮らし、一生懸命に働かれ、年齢を重ねられ、やっと大好きな犬との生活を楽しもうとされたら高齢だからと拒否される。
寂しくて、寂しくて、犬と一緒の生活を望まれるのに、動物愛護の名のもとにはじかれてしまう。
高齢者はもうすぐ死ぬので犬と暮らしてはいけないということですか。

飼い主が先に死んだら犬が可哀想だから当たり前だと言う方が多くおられます。
動物愛護に熱心な方ほどそのような考え方を強く持たれているように感じます。
だから高齢者は我慢しなさいと言います。
高齢者に犬を販売することは罪悪だと言われることも有ります。
しかしながら、まずは人間が幸せであり、それから初めて犬も幸せになれると私は思っています。

犬を飼育できる最低限の貯蓄があり、犬を飼育しようと思えるポジティブさがあり、万一の場合には別の飼育者がいる環境ならば、高齢者こそ犬との共存を考えるべきだと信じています。

エリザベス女王の愛犬、アンドルー王子が引き取ることに

https://news.ntv.co.jp/category/international/d009ea43b1f2462284f2e9defb0dc38f

2022年09月12日6時55分配信 日テレNEWS

ドッグブリーダー パピーズママ
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