性別の選び方

イタリアングレーハウンドの性別の選び方。

子犬を迎えるにあたり、男の子と女の子、どちらが良いでしょうか？
こんな質問をいただくことがございます。
一生懸命に考えてくださっているからのご質問だと思います。

私たちの考え方やペット業界でよく言われていることをお答えさせていただきます。

男の子(♂)

メリット(利点)
・成長して大きくなっても甘ったれ(人間の男性は幾つになっても子供って言いますよね)。
出産し、子育てをする責務もありませんので、いつまでも能天気な甘えん坊さん～
・生理がないので経血の処置等をおこなうことがありません。
・出産することがありませんからいつまでもきれいな体形を保ちます。
・去勢手術費は女の子よりも安く、手術自体も軽めの処置となります。

デメリット(マイナス点)
・赤ちゃんを産むことができません(犬の赤ちゃんは母犬が所有権利を持ちます)。
母犬のオーナーが交配料を支払い雄犬(種牡)を選びますので、一般の男の子はまず交配させることはできません。
・ほとんどの犬が、女の子より1～2回りほど大きく(体高・体重)なります。
・去勢手術をおこなわないとマーキング(尿による臭い付け)をする子がおります。
・若い時期に去勢手術をおこなわないと脚を上げて小便をします。

女の子(♀)

メリット(利点)
・赤ちゃんを産むことができます。
交配の条件によりますが、現在はほぼ交配料(数万円)を支払うことにより交配をおこなうことができ赤ちゃんの所　有権を持つことができます。
・ほとんどの犬が、男の子より1～2回りほど小さい(体高・体重)子が多いです。
・マーキング、脚を上げての小便はありません。

デメリット(マイナス点)
・母になる分、しっかりした性格の子が多く思います。
・赤ちゃんを産むと乳房等体形の変化が起こります。
・避妊手術は男の子より高価になり、手術の過程も少し重くなります。
・避妊手術をおこないませんと、およそ半年に１回、生理による経血があります。

主だったメリット･デメリットを書き出しましたが、実際のところ出産&赤ちゃんを考えなければ大きな差はありません。
また、ほとんどのイタリアングレーハウンド(イタグレ)の子は避妊･去勢手術を行うと思います。
月齢の早い時期に手術を行うことにより更に性の差はなくなり、各デメリットが減る傾向と考えます。
去勢手術を行うことによって、脚を上げて小便することもなくなり(女の子のように座っておこないます)、マーキングもしません。
全ての子に去勢をして、男の子だけを複数頭飼育されている方もおりますが、喧嘩することも無く何ら問題の無い、楽しいイタグレ生活を満喫されています！

交配を考えない限り、獣医師と相談の上で早期に去勢手術を行った方が良いと思います。
去勢・避妊手術をすることで、睾丸系・子宮系の病気にかからないメリットも発生します。

結論として、どちらの性別を選ぶかはご家族の皆さんの考え方で決めてしまっても何ら問題はないと思います。

.