イタリアングレーハウンドの青い瞳について。

イタリアングレーハウンド(イタグレ)でブルー(灰色系)の毛色の子によく見られます。

チワワやダックスフンド、シェットランドシープドッグなどで「ブルーアイ」と言われる瞳の色が欠陥と言われました。
「チャイナアイ」と言う場合もあります。
澄み切った透明に近いスカイブルーの色合いです。
これらの犬種で発生するブルーアイはマール(male)・ダップルという毛色を決めるカラー遺伝によるものであり、この遺伝子の作用により30%~70%もの確率で視聴覚障害、内臓疾患、脳障害、早死が認められるという文献もあります。
先天性疾患の要素が強く、犬の健康を守るためJKCなどの血統書発行団体ではマール遺伝子の排除を進めております。

しかしながらイタリアングレーハウンド(イタグレ)の瞳の色は違います!
見比べていただければ簡単にわかるのですが、マール遺伝子による「ブルー」とイタグレの瞳はダイリューションというカラー遺伝子による「灰色」に近い色でして発生理由が全く異なります。

イタリアングレーハウンドの灰色の瞳の色を発症させるダイリューション遺伝子はユーメラミン色素を希釈させる作用(黒色を薄い色合いに変化させる)を持ち、このダイリューション遺伝子には視聴覚障害、内臓疾患、脳障害、早死等を発症させることはありません!
ブルーカラーの毛色のイタグレを見ていただくとわかるのですが、イタグレのブルーの毛色は実際にはブルー(青色)ではなく、黒色を希釈した結果によるグレー(灰色)だとお分かりになるはずです。

間違えた知識からイタリアングレーハウンドの青くも見える瞳の色から重大な危険性があると勘違いをなされ心配される方がおります。

ご安心ください。
イタリアングレーハウンドはカラーはイタグレが固定種として作出された以前より健康を害するカラー遺伝子は入っておりません。
なにより「サイト・ハウンド」(視覚に優れた猟犬)としてグループ分けされているイタグレが視覚障害を引き起こす因子を持つわけがないことをご承知ください。

私たちがイタリアングレーハウンド(イタグレ)の健康を害するようにブリーディングをおこなうわけがありません。

イタグレのブルーの瞳は、成長につれ色合いが変わってきます。
赤ちゃんの頃は薄いブルーの色、だんだんとブルーの色合いが濃くなってきます。
イタグレの飼育の1つとして瞳の色合いの変化も楽しんでいただきたいと思います。

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