愛護団体における里親募集への提案
保健所などへ保護された犬や猫の里親を探してくれているボランティア団体さん、ボランティアスタッフさんには感謝ばかり。
そのままでは殺処分の可能性もある犬猫の命を守ってくれています。
自身の大切な休日や時間、諸経費までも個人の負担として費やしてくださる方もたくさんおられます。
本当に尊い無償の愛。
敬意を表しリスペクトしています。
あなた方のおかげで数多くの尊い命が救われています。
お陰様で最近はわざわざ「保護犬」と指定して里親になりたいという方も増えました。
数年前まではペットショップでは高額で購入できない方が無料の里子を探すということがルーチンになっていました。
近年は動物愛護の意識の高い方ほどあえてペットショップからではなく、保護団体から里子を見つけます。
「動物の愛護及び管理に関する法律」(動物愛管法)
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/index.html
万一、動物虐待等の可能性を僅かでも感じられれば即刻、動物愛護センター、所轄警察署、管轄保健所等の関係機関に通報し厳重に対処します。
動物殺傷罪等の厳罰化【第44条】
・動物を殺傷した場合: 5年以下の懲役又は500万円以下の罰金。
・動物を遺棄・虐待した場合:1年以下の懲役又は100万円以下の罰金。
動物殺傷罪等の定義を具体化【第44条の2】
・身体に外傷が生じるおそれのある暴行を加え、又はそのおそれのある行為。
・飼養密度が著しく適正を欠いた状態で飼養、保管することにより衰弱させること。
動物愛管法も虐待やネグレスト(育児放棄)等、罰則も強化され、ボランティア団体と行政との結びつきも深くなり子犬や子猫だけではなく、成犬や成猫、老犬や老猫までもが暖かい里親さんの元へ嫁ぐことが出来るようになりました。
今後は犬猫を収容する動物愛護指導センター(保健所)が殺処分を行う恐怖の場所ではなく、里親さんが見つかるまでの生体の保護、家庭動物として育てやすい性格を築く訓練や躾を行ったり、保護された子の怪我などの治療、新たな飼い主と動物との出会いをサポートする役割、更には疾患や障害で譲渡が困難な動物についての終生飼育までも可能なペットシェルターの様な施設になってくれることを望んでいます。
しかしながら最近のボランティア団体さんに思うことが1つ。
里親として希望される個人への条件概要(各団体によって諸条件は違います)
・60歳以上はお断り(里親さんが先に亡くなる可能性が高いから)。
・里子と10時間以上離れることはNG(仕事をしているのなら半日程度で帰宅する)。
・子供のいない家庭であること(子供は犬を虐めるから)。
・独り暮らしは不許可(なにか理由があるから独りで生きている)。
・愛護団体への寄付金、交通費、医療費、マイクロチップ埋め込み費、避妊去勢手術費、駆虫費用等の負担を義務とする(3~10万円程度の負担条件が必須の団体も多く見受けられます)。
保護犬を守る為、2度と同じような辛い環境にあわさないためにも里親さんの垣根を上げ、条件を厳しくしていることもわかります。
ボランティアと言っても活動するには沢山の資金がかかり、現状も不足しているだろうこともわかるのですが・・・。
しかも譲渡を希望する際に「個人調査票」の様なものの提出を義務付けられており、その個人調査票には里親希望者の氏名や住所、電話番号は当たり前としても、職業や役職、所属部署、年収、借入金、学歴、家族の情報(学校や個人名、年齢等)なんてものまで。
それって、さすがに条件が厳しすぎませんか。
崇高な理念でボランティア活動を行っているスタッフさんと、犬猫と一緒に幸せに暮らしたいという希望の里親さん。
宗教団体の教義ではあるまいし、各団体によっての差が大き過ぎて、絶対的に守らない限り例外なく譲渡には応じない。
行きつく先は一緒なはず。
政治や行政が一定の指針を作り、愛護団体はそれをベースにルール作りを行い、指針を守る愛護団体には補助金をしっかりと支給する。
役所が犬猫を殺処分することよりも、生かすことにお金をかける方が国民の納得も得られ支持されると思うのですが。
そのためにも政治家がいるはずと確信しているのですが。
ドッグブリーダー パピーズママ
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