チョコレート色のラブラドール・レトリバーは短命?

チョコレート色のラブラドール・レトリバーは、他と比べてかなり短命であるという研究結果が、10月22日付けの犬専門の獣医学誌「Canine Genetics and Epidemiology」に発表されたからだ。

その結果、黄色や黒のラブラドールは、チョコレート色のラブラドールよりも10%ほど長生きすることがわかったという。ラブラドール全体の寿命の中央値は約12年だが、チョコレートラブラドールの場合は10.7年だった。

2018.10/25(木) 18:39配信 NATIONAL GEOGRAPHICS より引用(著作権法第32条)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181025-00010003-nknatiogeo-sctch

とても興味深い記事だと思いチェックしたのですが結論も甘く中途半端な感じ。
それでもブリーディングをおこなう方は記憶しておいたほうが良いでしょう。
ラブラドールの繁殖だけではなくてもチョコレート色の毛色を作出する場合起こり得るような纏め方なので他犬種のブリーダーも注意すべきです。

チョコレート色の遺伝子を持つラブラドールだけを選んで交配させようとする結果、遺伝子プールが狭くなり、その中に耳や皮膚の病気にかかりやすい遺伝子が含まれていれば、高い確率でそれを受け継ぎ、最終的には寿命にも影響を与えかねないというのが答え。

間違えているわけではないけれど無理やり結論にもっていきたくて端折りすぎ。
そんなことならばチョコレート色だけではなく他のカラーコートを作出したい場合でもそうですし、繁殖家の使命である利点を強く作出させるための選別交配をする時点で遺伝子プールはどんどん狭くなり欠陥となり得る遺伝子も濃くなってしまう。
利点と欠点を天秤にかけ、より利点を強く発現するようにし、欠点を薄めるというブリーディング自体が問題を持ちます。

あえてチョコレート色のラブラドール・レトリバーを記事にしたのならばもっと具体的にチョコレート色を発現させる遺伝子座に問題があることを結論付けるとかしないといけません。
それなりに意識を持つブリーダーならばブラックコートのラブラドールであろうと、フォーンのコートのラブラドールであろうとカラーコートの発現も意識して繁殖しているはずなのでどのようなカラーであろうと遺伝子プールは狭くなることは間違いないわけで。

証明もされていないニュースを取り上げて単に文字を書き重ねるのならば記事の後半にある「イギリスのラブラドールの9%近くが、太り気味、または太りすぎで、とくに去勢手術を施されたオスが肥満になりやすい(手術済みのオスの場合11.4%、手術をしていないオスの場合4%)。メスの場合は、避妊手術と肥満の関連性は認められなかった。」なんてことの方が飼育者にとって大切なのかなと。

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