(社)ジャパンケンネルクラブ(JKC)では、下記のようなコートのカラー(毛色)はスタンダード(犬種標準)として認められないと言うスタンスを取っております。
よって、FCI(国際畜犬連盟)規程に基づき、血統証明書には毛色の前に★印(2002年10月1日以降)、×印(2008年4月1日以降)を印字されてしまいます。 

ダックスフンド

ブラック
ブラック&ホワイト
ブラック,タン&シルバー
ブルー
ブリンドル&シルバー
チョコレート&ホワイト
クリーム&ブラック
ダブル・ダップル
ゴールド&ホワイト
ゴールド,ダップル&シルバー
パイボールド
レッド&ホワイト
シルバー・ダップル&ホワイト
ホワイト 

ミニチュア・ピンシャー

ブラック,タン&ホワイト
ブルー&ラスト
ブルー&タン
フォーン
グレー&タン
イザベラ
イザベラ&タン
ホワイト,チョコレート&タン
ホワイト,イザベラ&タン 

イタリアン・グレーハウンド

ブラック&タン
ブラック,タン&ホワイト
ブルー&タン
ブリンドル
ホワイト
ホワイト,ブラック&タン 

現行では認められていない犬種やカラーが増えてくると、致死遺伝や決定的な先天性疾患などが起こらない限り認めざるを得ない状況となっている様な気が致します。

実際、スタンダードとして認めていないと言えども、あえて記載されていると言うことはこの様なカラーコートが相当数作出されているのですし、実際にその毛色の犬を見ることも不可能ではありません。

そもそもが現在純血種と言われている犬種のほとんどが近年ブリーダーによって血統が固定化されたものばかり。

ダックスフンドなどは、当初はブラック&タンとレッドしかいなかったと言いますから。
サイズだって限られておりました。
今のように、スタンダード、ミニチュア、カニヘンなど固定化もされておりませんでした。

犬種の追加公認だろうと、毛色の追加公認であろうと不思議なことではありません。

あえて私が述べるならば、健康に害が無く、体型や気質、性格などが変わらぬのであればバラエティーが増えることは種の多様性と美しさも無限の可能性を感じさせステキに思ってしまいます。
5年後、10年後には、この中の何種類が認められているのでしょうね。