イタリアングレーハウンド(イタグレ)の立ち耳についてお伝えします!

以外に多くのイタグレさんが立ち耳となっています。
もしくは、スタンダードで言うところの「ローズ・イヤー」と呼ばれる横に折れた形状ではなく、正面に向いて垂れ下がっているような耳の形の子もいます。
立ち耳は遺伝の影響が最も強い(耳の着き位置、耳の大きさ、厚さ)と思っていますが、ナイーブな子や犬種は少し神経質なこともあり緊張の結果で耳が立ってしまう子も多いように感じます。

シェットランドシープドックやコリーの様な先の半分が垂れている「半立ち耳」や、ドーベルマンやグレートデンのように耳の一部を切り取ってから立ち耳に矯正するような犬種など耳の形だけでも色々なパターンがあります。

スタンダードに沿う耳の形状が自然に形作られれば良いのですが、JKCなどのドッグショーに出展する場合には大きな欠点となってしまいますのでテープや接着剤、保持器具を使って耳の軟骨等に癖を付けて望む形にしていく方法もあります。
ただし1年程度の長きにわたってテーピングをしないと戻ってしまうことや特に最初の頃は違和感が強く非常に嫌がりエリザベスカラーなどを利用しないと外してしまうことがあります。

ご承知でしょうが、健康や日常生活には一切害はありません。
ドッグショーを目指すのでないのなら、ただの見た目の問題だけですから犬にストレスを与えるテーピング等の必要はないように思っています。

耳の形成だけでなく、たとえば毛色などもスタンダードから外れた色合いもありますし、ホワイトのマーキングス(白毛の斑)は出来ることなら無い方が良いとされていますが、私としては白斑がある子の方が優しい雰囲気があって好きですし、その子の個性であり大切なオリジナリティーだと思っています。

しばらく経つと立ち耳の子がローズイヤーになったり、その逆になったりする場合もあります。
その後更に戻り直す場合や、左右の耳がバラバラに別の形になっていたり。
スタンダードであるところの「ローズイヤー」も美しいですが「立ち耳」も「前垂れ耳」もステキです。
申し訳ありませんが「耳の矯正」に関しましてはお役に立てそうにありません。
ショードッグのブリーダーさんに問い合わせをしていただく方がよいかと思います。

ただし、立ち耳等は遺伝的要素が強いのでブリーダーは「立ち耳」「前垂れ耳」の子を繁殖の使うことは避けるべきと考えます。

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